靴は足そのままのサイズではない?
靴に表示してあるサイズと、その大きさの足とが合わないといったことが頻繁に起こるのか?
既製靴は不特定多数の人を対象に、ある一定の規格に基づいて量産されます。
この一定の規格というのは、メーカーそれぞれの考え方によって寸法や形で作られているわけではありません。
その調整の代表的なものが
「捨て寸」
捨て寸というのは、足先の前方に設けられる余裕のことです。足の大きさは宙にあるときが いちばん小さく、
両足で立つと それよりも大きくなり、片足に全体重をかけたときに最大になります。
また、歩くと足は靴の中で前後に動くため、足袋のように爪先まで足先が入っていたのでは歩くことが出来ませんので、
必ず10mmから20mmほどの余裕分がとられているのです。
(例: 23cmの靴は実寸では約24cmから25cm)
こうして出来上がった靴には、靴そのものの寸法ではなくその靴が合うであろう足のサイズ(足長と足囲)が表示されます。
なぜ出来上がった靴と強調したかと言いますと、日本の靴のサイズ方式は、その靴が合う足の大きさを
表示しなければならないのです。
出来上がった靴(モデル)をまず中心サイズに近い足を持ったモニターに試し履きさせてからでないとサイズは表示でないのです
ということはそのモニターと同じ寸法の人でも形が違えばその靴は合わないことになります。
以上の説明で、靴のサイズというものは表示法の統一は出来ても、靴に表示されたサイズと同じ寸王の足なら、
どこのメーカーのものであろうと、どんなデザインの靴であろうと、一律に必ず合うといった意味での
サイズ統一は絶対不可能ですし、各メーカーによってバラバラなのが当然であるということが お分かりいただけた
でしょうか?
靴の裏に表示されている E・EE・EEE・ サイズは
《 E サイズ 》
《 EEE サイズ 》
サイズ
足囲 足幅
サイズ
足囲 足幅
22cm
222mm 91mm
22cm
234mm 95mm
23cm
228mm 93mm
23cm
240mm 98mm
24cm
234mm 96mm
24cm
246mm 100mm
E=1個で足囲が6mm大きく、足幅2mm大きくなります。
靴は(足長=足囲=足幅=甲の高さ)で作られます。
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